出産①

悲しい記憶

こちらの記事は、高度不妊治療で授かった
第二子の死産の記録です
2021年12月 20週でした

《入院二日目》
4:30 腰の鈍痛で目覚める。
5:20 腰痛と張りを頻繁に感じたので測ってみると4分おき。
ナースコールでお知らせすると、
少しでも痛くないようにと麻酔開始。
痛みのたびに足していく。
20分くらいで効き始め、足がふわふわしてかゆくなる。
けど、お腹の張りはわかる!不思議だ

7:00 生理中のドロっとでた感じがして
布団をめくると…
大きな血溜まりができていた。
全然気づかなくてパニックになる私。
急いでナースコールすると確認した助産師さんが応援を呼び
2人すっ飛んできてバタバタした。
650!って言ってたかな?出血の量かな?
なんとか血は止まったようでホッとしたのを覚えている。

8:00 院長にバルーンと促進剤一つめを入れてもらう。
(余談ですが、
この時…院長…ちゃんと寝てるのか?
休憩できてるのか?と、すごく心配になる。
それほど働いていた)

8:30 朝ご飯しっかり食べて、感染症予防の薬を飲む。

9:00 夫到着

ここまでしか記録できていませんでした
ここからはなんとなくて書いていきます

夫が到着して30分くらいかな…
おまたに違和感を感じナースコールすると
バルーンが出て、子宮口が3センチになっていた。
そしてその後すぐにまた同じような違和感と
確実に赤ちゃんが下がってくるのが分かり、
プリンと出てきた。
赤ちゃんを確認した助産師さんと院長先生の到着を待つ。
安堵と悲しみで涙が止まらなかった。
夫と手を繋いでエンエン泣いた。

激務の院長は午前の診察中でなかなか来ない。
やっと来た…10時08分 出産。
胎盤が出ずぐりぐりされるが
麻酔のおかげで痛くない。よかった。
なんてスムーズなお産なんだろうって思った。
そしたらサーッと血の気が引く感じがして無になる。
酸素飽和濃度?が低くなり周りが慌ただしくなった。
オペ室が空いてるかの確認をしてる!
〇〇さん!〇〇さん!聞こえる?目を開けて!
って助産師さんに大きめの声で言われる。
呼吸をするので精一杯だった。
すると次第に呼吸がしやすくなり、
あー!顔色戻ったーよかったー!と助産師さん。
夫は手を握りボケっとしていた。

出血が多かったけどもう止まったから大丈夫!
って優しく接してくれる助産師さん。
その数分後に小さな白い箱に入った赤ちゃんと対面できた。
心臓が止まってから気づくまで
時間が経ってしまったので浮腫んでいたし、
99gとすごく小さかった。
でも、ちゃんと私のお腹の中で成長してくれいて立派な赤ちゃんだった。
儚くて壊れてしまいそうだったので
箱ごとだけどお腹の上に置いたり抱っこしてみたり写真もとれた。
希望していた男の子。名前はひかり。

16週の4Dエコーで見たまんまの
少し困ったような表情で口をとがらせていて
目はしっかり瞑っていた
その顔は本当に赤ちゃんそのもの。
泣きっぱなしだったけど、
ひかりの全身をしっかり目に焼きつけて
夫と3人でセルフィーも撮っちゃったりした。

つづく

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